自分が欲しいと思うものを一番信じたかったから、WASHI-TECHを選んだ。それはやっぱり間違ってなかった!
リアルタイムで進行するインスタライブが大人気のデジタル・クリエイター/くぅちゃん。子育てを頑張る一人の主婦が、節約術をはじめとした自分自身のアイデアと行動で多くの人々の共感を呼び、大手出版社であるKADOKAWAと扶桑社から、短期間にのべ3冊もの単行本を発売。地に足の着いた身になる情報を発信するカリスマ主婦として大活躍中です。
そのくぅちゃんが、このたび和興のWASHI-TECHを用いたアパレル製品を開発。第1弾は瞬時に売り切れてしまいましたが、現在第2弾が進行中!
ということで、今回はそのくぅちゃんに、WASHI-TECHの魅力や、もの作りの楽しさを語っていただきました。
そして和興さんに出会った。大正解でした
國分社長(以下國分):はい。一番最初は今年(2023年)の2月でした。くぅちゃんからネットでお問合せをいただいたんです。アパレルブランドというより、アパレルの製品を販売したいというご相談でした。それで第一弾はWASHI-TECHのTシャツをお作り頂き、そのあとWASHI-TECHのストールを作ったのですが、それを物凄い勢いでばんばんインターネットで販売していただいたんですよ!
くうちゃん:Tシャツ は完売して、ストールも初回分は完売しました。
國分:そして現在は新たにWASHI-TECHの長袖Tシャツを制作中で、納品間近というところなんです。
くうちゃん:実は、節約する過程で自分の持ち物を見直すきっかけがあったんです。家を片付けるとお金が貯まるってよく言われますが、それって自分の持っている物を見直した時に『次に買うものは一生モノをそろえていきたい』って思うからじゃないかと。『自分にとってこれ以上の物はない』って思う物をそろえたい。でも、そんな物はそんなに見つからない。だったら作ろう!って思って、自分の着たい服とか、持ちたいリュックとか、自分の欲しいものを自分で作っていけたらいいなって思ったんです。
くうちゃん:はい。なので最初は献立ノートを作ったり、リュックを作ったりしたんですが、そこから物を作り上げていく過程っていうのがすごく面白くなってきて。こだわりをどこまで持つか、どれぐらいお金をかけて作るのか。ビジネス的なところも勉強しながらやっていく、その過程が面白かったので『次は洋服を作りたい。Tシャツを作りたい!』となったところで、ネットでアパレルOEMとかのキーワードを検索して、見つけたのが和興さんだったんですよ。
岡田(くうちゃん秘書):最初は3社ほどピックアップしたんですが、メールでのやり取りで一番印象がよかったのが和興さんで。お返事も物凄く早くて、すぐZoomで打合せしましょうってなったんです。
くぅちゃん:実はネットで探す前に、知人の知り合いの会社さんにご相談したんですけど、よくお話もしないうちからいきなりドーンと生地サンプルが送られてきて、『この中から選んでください』って言われたんです。でも私がTシャツを作る理由は、一生モノっていうのもそうですけど、そもそも作る過程を大事にしたかったんですよ。なので、これはちょっと違うなと思って、お断りのお返事をしたんです。そして和興さんに出会った。大正解でした。
WASHI-TECHを使うと決めたのは、「在庫を抱えるんだったらやっぱりWASHI-TECHだよね」と思ったから!(笑)
くぅちゃん:Tシャツを作りたいという話から始まって、生地選びや縫製などの製作過程の動画を撮らせて頂いてもいいですか?っていう話ですね。で、生地の話になった時に、すぐもう真っ先におススメされたのがWASHI-TECHだったんです。もうね、WASHI-TECHに対する國分さんの想いが、熱量がはんぱなくて!
國分:あはははは。最初はね、上質なコットンを3種類ぐらいご提示しようと思ったんですよ。アパレル業界でもわりと手に入らないような上質なコットンで行くか、WASHI-TECHで行くか。その2つをご提示させてーー
くぅちゃん:いえ、それは2回目の打ち合わせの時です。初回のZoomではもう最初から『WASHI-TECHのサイトを見て頂けましたか? WASHI-TECHはもう素晴らしい生地で‼』って(笑)。
國分:あああああ~~。
くぅちゃん:でも、その國分さんの熱量が良かったんですよ。物を作っていく過程の想いが伝わってきたんです。そして作っていくという楽しさがそこにあるなって感じたんです。それに、最初の会社を断っちゃったのは、やっぱりそういう熱量を感じられなかったからなんだなって改めて思ったんですよね。そして國分さんからはすごく熱く話を聞けたのが、頼もうと思ったきっかけです。実は最初のZoomを閉じた瞬間、岡田と一緒に『良かったね』『超良かったね!』って話してたんですよ。
國分:よ、よかったああ~(笑)。
くぅちゃん:そうですね。作るならいいものを!という。もちろん2回目以降の打ち合わせでは、國分さんは他の候補の生地もしっかり上げてくれたんですけどね。だからこそコットンで行くか、WASHI-TECHで行くかですごく悩んだんです。なぜならWASHI-TECHは高い!(笑)。で、打合せの帰りに両国駅のアパホテルのバイキングで岡田と一緒に話したんですよ。『どうしようか?』『どうしよう?』って。で、決めたんです。WASHI-TECHで行こう!って。
くぅちゃん:すっごく悩んだんですけど、決めるのは早かったです(笑)。やっぱり、『在庫を抱えるんだったらWASHI-TECHだよね』って。
岡田:そうです。もし在庫になった時に、どっちを在庫として抱えていたいか?っていう発想です。
くぅちゃん:で、『WASHI-TECHだったら、最悪売れなくても自分で着ればいいんだし』って(笑)。まあそこが私の本当の決め手でした。やっぱり、自分が欲しいと思うものを一番信じたいなって思ったので和紙の生地であるWASHI-TECHにしたんですけど、それはやっぱり間違ってなかったです!
1つぐらい環境にいいものを選ぶっていう選択肢があっていい
くぅちゃん:やっぱり生地そのものの機能面もそうですし、土に還る素材という生地ができた背景にも魅かれました。強みが凄くたくさんあってーー例えば、和紙の特徴でもある天然のUV機能を引き継いでいるし、湿度を調整する調湿作用があるので、夏はサラッと着れて冬は暖かい。しかもそもそも着心地がものすごくよかったんですよ。実際私、この夏はもうずっとWASHI-TECH着てましたし。とにかく、私がなんでこの生地を選んだのかを最も自信を持って言えるのがWASHI-TECHだったんです。
國分:それで、ファーストサンプルができたのが今年(2023年)の3月末。そこから6月にポップアップストア(期間限定で開設されるショップ)を目指して作りましょうという話になって、5月には完成したんですよね。
くぅちゃん:それをインスタで紹介して、そこから購入サイトに行けて、買ってもらえるという形で販売しました。それと、実はTシャツより前に、母の日に合わせてストールを先行販売したんですよ。5月上旬にインスタライブ中に紹介して、売れたらその場で箱詰めして、『これが届くからねー!』って、販売から箱詰めまで全部ライブでやりました(笑)。
國分:そしてそのライブ中に初回分のストールが完売したんですよ!
くぅちゃん:はい。そして先行発売を購入してくれた方の口コミや、ポップアップに来てくださった方の口コミをもとに正式販売に入って。それと、どうして和興さんを選んだのか。どうして100%和紙を原料とした生地を選んだのか。そこに込めた思いもnoteというプラットフォームに書いたんです。それを読んで、共感してくれた方が購入してくださったんですよね(※note「なぜ節約主婦が”和紙”でTシャツを作ったのか?」より)。
國分:あの記事、ものすごく読みごたえがあって、良い記事でした。
くぅちゃん:ありがとうございます。今ってやっぱり、ネットとかでパッと安い服が買える時代、1年で傷んだからと気軽に捨ててしまう時代ですよね。でもその捨てて行ったものが環境に負荷をかけてる一面がある。別にそれでも悪くはないけど、ただ、1つぐらい環境にいいものを選ぶっていう選択肢を持とうよっていう想いも込めて書いたんですよね。読んでくれた人が『私も着てみたい。私もいいことがしてみたい』みたいな気持ちに、ちょっとでもなってくれるといいなって。
あとその記事には、洋服ができる開発から製造・販売までの道のりという、みんなが知らないそこもしっかり見せたいという想いもありました。どうやって物ができるのか。こんなにたくさんの人が関わって、いろんなところがいっぱいがんばって。そうして物になるっていう、その過程を知ってもらう。それもまた、発信して伝えられる私がこうして物作りをやっている意味かなって思ってます。まあ、noteは岡田の発案なんですけどね(笑)。
國分:はははは。
うちの仕事ってアパレルのOEMなので、わりと有名ブランドさんの商品もお作りすれば、こだわったブランドさんの製品も作るんですが、今回くぅちゃんと一緒に物作りをさせていただいて思ったのはーーぶっちゃけ、メチャクチャ面白かったんですよ!ほんとに心底楽しかった。それはなんでなのかな?と思った時、そもそも僕らは物を作ろうとする人に直接話を聞く機会があまりなかったということに思い至った。デザイナーさんから仕様書が送られてきて、それを元にこちらでパターンメイクしたりとかするんですが、でもそこには一緒に物作りをするというクリエイション作業があまりないんです。でも今回は、くぅちゃんの『こういうものにしたい!』っていう気持ちに僕たちが応え、提案したりすることができた。一緒に物作りをするという実感がそこにあったんですよね。
それと、くうちゃんの場合、でき上った製品が販売されていく姿っていうのもリアルで見られる。それこそインスタライブで『また売れた、また売れた、在庫ない~』って言ってる姿がリアルタイムで見られる(笑)。普通はそんなことないんですよ、製品を納めたらそれでおしまいですからね。ありがとうも言われないし、売れているのかどうかもよくわからない。僕ね、僕が携わった商品が販売されていく姿をリアルタイムで見て、しかもお客さんからのコメントとかも入っていく様を見て、反響が得られるというそこもすごく楽しかったんです。そして、『ああ、物作りしてる!』っていう実感がすごく持てた。生産者からすると、すごくやる気につながったんです。そういった意味でもくぅちゃんには物凄く感謝しているんですよ。
くぅちゃん:私、物を作っていくのってやっぱり、人と人とのつながりだと思うんです。人と人とのつながりは、ほんと財産ぐらい大事なものだと思う。そして、國分さんの人柄と、物に対する熱意。あと、こちらが思っていることをそれ以上に引き出してくれる情熱。私、この先も長く、いろいろなものを一緒に、物作りしたいなって思ってます。というか今、和興さんと一緒にショルダーバッグを作ってます。それはWASHI-TECHではなくて全く違う生地ですが、自分が欲しいと思うポイントを詰め込んで作ってます。そしてWASHI-TECHでは、次は長袖のTシャツを作りますよ(笑)。
國分:はい!もうすぐお渡しできます。そしてこれからもよろしくお願いします!
今後はインスタ配信を続けつつ、熱い想いが込められたすてきな物作りにも期待が高まります。
「節約主婦の今すぐ真似できる1000万円貯蓄」
(KADOKAWA 2021年7月)
「くぅちゃんの食費がみるみる減る献立ルール」
(扶桑社ムック 2022年9月)
「くぅちゃんのお金がみるみる貯まる 超シンプル家計簿術」
(扶桑社ムック 2023年10月」)
https://www.instagram.com/megum.nakano_1981/
https://note.com/zitansetuyaku/
https://www.youtube.com/channel/UCuUZNohyq3eSPpViu3oonTw
https://ameblo.jp/ku-chan5649/